植物が持つ香りのチカラを取り入れて、ココロやカラダを整えるアロマセラピー。エッセンシャルオイルの特徴を知り、目的や気分に応じたあなたにぴったりの「エッセンシャルオイル(精油)」を選んで、さまざまなアロマセラピーを楽しみましょう。
香りのノートを知りましょう
精油は常温で気体になる「揮発性」という性質を持っています。
揮発速度の速いものからトップノート、ミドルノート、ベースノートの3つに分類され、香りの持続の度合いを示します。この速度が異なる3種類をブレンドすると、香りの変化を長く楽しむことができますよ。
トップノート
香りを嗅いだとき、最初に立ちのぼる香り
例:柑橘系、ペパーミントなど
ミドルノート
全体のイメージを決める香り
例:ラベンダー、カモミール、ゼラニウムなど
ベースノート
かなり時間がたった後でもじんわり残る香り
例:ミルラ、サンダルウッド、パチュリなど
好きな香りのカテゴリーから選びましょう
一番大切なのは、自分の好きな香りを選ぶこと。でも、たくさんの種類の精油(エッセンシャルオイル)があり、初めての方は迷ってしまいがちです。
まずは図のような香りのカテゴリーから自分の好きな香りのイメージを決めましょう。心地良いと感じた香りが、今あなたに必要な香りなのです。お店などで、いくつかの精油の香りを嗅いでみると良いでしょう。
ただ、あまり鼻に近づけて嗅いでしまうと、濃厚すぎて本来の香りがわからなくなりますので、鼻から少し離れたところに瓶を持ち、軽く左右に振るなどして、精油本来の香りを確かめましょうね。
また、一度にいろいろな香りを嗅ぐと、混乱してしまうので、3種類ぐらいまでにするのが良いようです。
目的やなりたい気分に合わせて香りを選びましょう
好きな香りを選ぶのが何より大切ですが、目的やなりたい気分があるならば、その作用に当てはまる精油(エッセンシャルオイル)を選ぶという方法もあります。
オリジナルブレンドを作ってみよう!
揮発性の高いトップノートのみで香りを試すと、その場で香りを楽しめますが、すぐに香りが飛んでしまいます。そこに、ミドルノートやベースノートを組み合わせることで、バランスがよくなり、香りが持続します。「香りXノート」や「香りX目的」に合わせて、自分のオリジナルブレンドオイルを作ってみましょう。
オリジナルブレンドオイルの試香
ボトルで香りのブレンドを試香する場合は、香りのノートごとに高さをずらします。
そして、ボトルを鼻から10cm位離してくゆらせると、香りのイメージがつかみやすいですよ。
※写真:左からベースノート、トップノート、ミドルノート