2025.01.15

ハーブのチカラは「五感」に響く

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みなさんは今まで、どのようにハーブを楽しんできましたか?
アロマセラピーやハーブティー、お料理のスパイスなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ハーブ特有の「味」や「香り」は、心身のバランスを整えたり、足りないチカラをチャージしたりと、わたしたちをやさしくサポートしてくれます。
しかし、ハーブの働きはそれだけではありません。

「味」や「香り」からだけでなく、「色」「音」「肌触り」からも感じることができるのをご存知ですか?

今回は、あまり知られていないハーブの奥深さや、幅広い楽しみ方をご紹介します。
ぜひ、試してみてくださいね。

ハーブの魅力は、味や香りだけじゃないんです!

そもそも五感とは、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚のこと。
外界の状態を素早く認識して脳に伝達し、体内の機能を調節する働きを担っています。

ハーブの魅力は、そんな人間の五感「すべて」にそっと働きかけることができること。

五感の受容器である鼻や舌からだけでなく、目、耳、肌からも、ハーブのエネルギーを受け取ることができるのです。
いつもよりほんの少し、五感に意識を傾けながらハーブを取り入れてみましょう。
きっと、ハーブからたくさんのパワーがもらえるはずです。

色を愛で、耳をすませ、肌で触れる。
五感をフルに使ってハーブの恩恵を授かりましょう。

五感が受け取った情報はすぐに脳に伝えられ、ココロとカラダにさまざまな作用をもたらします。
では、五感のすべてを使って、ハーブのパワーをうまく受け取るにはどうしたらよいのでしょう。
さっそく、その取り入れ方のヒントをご紹介します。

味覚:ハーブティーやお料理で

私たちが感じる味の基本は、「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「うま味」の五味。
この5つの味は、それぞれ働きが異なります。
たとえば、「甘味」は精神的な充足感をもたらし、「酸味」は食欲を刺激する作用があるとされています。

リラックスしたいときには、甘みの強いリコリスやシナモンのような風味を選ぶといいでしょう。
また、疲れやすさを感じたときには、酸味のもとであるクエン酸が豊富なハイビスカスなどがおすすめです。

嗅覚:アロマセラピーで

嗅覚を刺激するには、精油を使った「アロマセラピー」が効果的です。

すっきり目覚めたい朝には、スーッとした香りが爽やかなペパーミント。
リラックスしたいバスタイムには、明るく元気な香りに包まれる柑橘系のベルガモット。
おやすみ前には、清らかな香りで悩みや心配事を洗い流してくれるラベンダーを。

ココロとカラダのSOSに耳を傾けて、ベストな精油を選び、アロマポットやディフューザー、アロマバスなどで香りを楽しみましょう。

視覚:鮮やかなハーブ成分の色から

ハーブティーを飲むときは、ハーブ特有の「色」にも注目してください。
ドライハーブにお湯を注ぐと、赤や黄、中には青などの色が、じわじわと広がっていくのが見てとれます。
それは、ハーブの成分がお湯に溶けだす瞬間。

ハイビスカスの赤い色は「アントシアニン」、ネトルの鮮やかな緑は「クロロフィル」という成分由来のものです。
ポジティブな気持ちに導く赤や、ココロを落ち着かせてくれる緑など。
わたしたちは「色」から得られる刺激から、さまざまなチカラを得ています。

色がよく見えるガラス製のポットやカップを使って、ハーブの成分を目からも感じ取りましょう。

聴覚:お湯を注ぐ音を聴く、緑豊かな公園を歩く

ハーブティーをトポトポと注ぐ音、風にそよぐ草木のザワザワとした音、落ち葉を踏みしめたときのカサカサという音…
自然の音に耳をすませてみると、聴覚がさまざまな刺激を受けとっていることに気づきます。

声を発することのない植物ですが、リラクゼーションCDに森林の音が収録されているように自然が奏でる音は、わたしたちに安らぎを与えてくれます。
テレビやおしゃべりをちょっと控えて、自然がつくりだす音に、意識を傾けてみるのもいいですね。

触覚:植物油を使ったマッサージで

植物油を使ったマッサージは、肌から刺激を受け取る簡単な方法。
まずは、植物油(キャリアオイル)に好みの精油(エッセンシャルオイル)を数滴混ぜて、マッサージオイルをつくります。
これを、手のひらで温めてから、肌をそっと包み込むように優しくマッサージしてみましょう。
オイルに触れた時のソフトな感触や肌すべりのなめらかさ、そして、体内の巡りが心地よく刺激されることで、心身の凝りをやさしくほぐし、リラクゼーション効果をもたらします。

近年では、肌への刺激が人間の活力に影響することが分かってきており、文字通り、触れあいの大切さが見直されてきました。

植物油を使ったマッサージは、優れたコミュニケーションツールとして注目され、介護やベビーマッサージなどの分野でも、積極的に活用されています。 つねに五感に意識を集中させるのは大変ですが、ハーブティーを飲むとき、くつろいでいるとき、歩いているときなど、1日のうちのほんの一瞬だけでも、五感を研ぎすませてみてください。
きっと、ココロとカラダに、嬉しい気づきがあるはずです。
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ハーブのトリビア
2025.01.10

ハーブティーとアロマセラピー

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カラダにやさしい飲み物として、ハーブティーを楽しまれている方も多いかと思います。
では、なぜカラダにやさしいのでしょうか。
ノンカフェインや不要な添加物が含まれていないこともポイントですが、お茶として楽しむことで、ハーブの有効成分を取り入れることができるからです。

そこで今回は、ハーブティーで得られる有効成分と、アロマセラピー(芳香療法)で得られる有効成分の違いをご紹介します。

水溶性と油溶性の違い

ハーブには、複数の有効成分が含まれています。
それは主に、水溶性有効成分油溶性(脂溶性)有効成分に分類することができます。

水溶性有効成分
アルカロイド・タンニン・フラボノイド・サポニン・ビタミンCなど
 
油溶性有効成分
精油・脂肪酸・カロチン・ビタミンE・カロチンなど

ハーブをお湯で抽出すると水溶性の成分が溶け出し、タンニンやビタミン・ミネラル類を多く吸収することができます。
その結果、アロマセラピーで使用する精油だけでは活用できない成分まで、体内に取り込むことが出来ます。

ハーブティーは飲むことによって、体内の不調和を緩和しバランスを整えます。

一方アロマセラピーは、ハーブの芳香成分を鼻から取り入れ脳に働きかけ、神経系に作用します。

両方を効率よく摂取するには?

それゆえ、ハーブティーとアロマセラピーを併用することによって、ハーブに含まれている水溶性成分と油溶性成分の両方を取り込むことができ、さらなる効果が期待できます。

なお、アルコールにハーブを浸した「ハーブチンキ」は、水溶性・油溶性の両方の成分を一度に抽出することができる優れもの!
ハーブのチカラを最大限に取り入れたい方は、ぜひお試しくださいね。

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ハーブのトリビア
2025.01.06

ハーブティーを合わせて食事を美味しくヘルシーに! ~食事別・おすすめブレンドティー編~

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皆さんは、どんな時にハーブティーを飲まれますか?
今回は、前回ご紹介したハーブティーを食事やスイーツとあわせて楽しむ秘訣〈お茶文化編〉に続き、〈食事別・おすすめブレンドティー 〉です。

それでは、食事と一緒に取り入れることでバランスが向上する、おすすめのブレンドをご紹介します。ハーブティーは、複数をブレンドして、香味や働きを引き出すことができる点も魅力。ぜひ参考にしてみてください。

男性にもおすすめ:塩辛い料理×穏やかブレンドのハーブ

塩辛いもの好きな方におすすめのハーブは、酸味のある「オリーブリーフ」と、花のような香りの「リンデン」。
そして、サラサラ習慣を心がけたい方にぴったりの「ホーソン」をブレンドしたティーは、スッキリとした味わいです。
外食続きの時や生活習慣を見直したい時に、積極的に取り入れましょう。 ★ 穏やかブレンドのハーブティー

[ブレンド比率の目安]オリーブリーフ:1、リンデン:2、ホーソン:2

スイーツ好きにぴったり:甘いもの×オリエンタルブレンドのハーブ

香ばしい「マルベリー」と、渋みを持つ「ギムネマ」、甘くスパイシーな「シナモン」をブレンドしたティーは、パンケーキなど、甘いものがやめられない方に。オリエンタルで落ち着きのある風味が、デザートのお供にぴったり。
美味しく食べて、溜め込まないからだを目指しましょう。ご飯や麺類が好きな方にもおすすめです。 ★ オリエンタルブレンドのハーブティー

[ブレンド比率の目安]マルベリー:2、ギムネマ:1、シナモン:1

ギムネマを飲んでしばらくは甘味を感じなくなってしまうので、飲むのは食べ終わってからがおすすめです。

飲み会の多い方に:アルコール×ほろ苦ブレンドのハーブ

お酒をいただいた後のお口直しには、ほっとする香ばしさの「ダンディライオンルート」と、強烈な苦味をもつ「アーティチョーク」、すっきり感をサポートする「クリーバーズ」のブレンドティーを。
苦味を感じることで、分解力が高まるので、飲み過ぎた翌朝もアクティブに過ごせます。 ★ ほろ苦ブレンドのハーブティー

[ブレンド比率の目安]ダンディライオンルート:1、クリーバーズ:1、アーティチョーク:ひとつまみ

アーティチョークを、ミルクシスルに代えても◎ ミルクシスルも同じキク科のハーブで、ハーブティーでは種が使われます。種子に含まれる成分「シリマリン」が、お酒好きな方の健康をサポートするチカラで注目されています。


ハーブティーは、パーティーや宴会などの機会が増えるこれからの季節にも、頼もしい味方となってくれます。

食事に合わせて上手に取り入れて、健やかに楽しんでくださいね。
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ライフスタイル
2025.01.06

ハーブティーを合わせて食事を美味しくヘルシーに! ~お茶文化編~

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皆さんは、どんな時にハーブティーを飲まれますか?
今回は、ハーブティーを、食事やスイーツとあわせて楽しむ秘訣〈お茶文化編〉をご紹介します。

美味しいことはもちろん、ハーブの嬉しいチカラを得られるので一石二鳥!
「昨日はついつい食べ過ぎた!」「あの一杯が多かったかな…」そんな時もハーブティーの出番です。ぴったりの組み合わせを見つけて、存分に楽しみましょう。

世界の人々の健康を支えるお茶文化

のどの渇きを抑え、ココロを和らげてくれるお茶。お茶に親しむ文化は、生活習慣や気候風土に合わせ、世界中でさまざまに発展してきました。

日本のお茶といえば、緑茶を思い浮かべる方が多いと思います。緑茶の原料は、ツバキ科の常緑樹「茶」の葉。加工方法が異なりますが、ウーロン茶や紅茶も同じ「茶」の葉からできています。
主に、東洋で親しまれている「茶」に加え、西洋の「コーヒー」と南米のハーブティー「マテ茶」が、〈世界三大ティー〉と呼ばれています。

茶葉を濾しながら吸うマテ茶

〈飲むサラダ〉とも表現される「マテ茶」は、金属製のストロー「ボンビージャ」で、茶葉を濾しながら飲む個性的なスタイルも特徴的。肉料理が中心の南米で、ビタミン補給のために欠かせない存在です。 コクと苦味がはっきりした風味は、緑茶に近い感覚で飲めて食事にも合うので、私たち日本人にも馴染みやすい風味と言えます。
精神的・肉体的な疲労に対して元気づけるように働くので、活動中の飲み物としても最適です。

なお、日本の緑茶には、食後の消化をサポートする働きがあり、中国のウーロン茶は、口の中をさっぱりとさせる役割を担っています。
お茶の原料となっている植物やハーブ、ひとつひとつのチカラを知ると、より深い魅力を感じられますね。

次回は、〈食事別・おすすめブレンドティー 〉をご紹介します。
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ライフスタイル