2025.10.16

〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう

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西洋に伝わる冬の風物詩に、フルーツポマンダーがあります。
フルーツポマンダーは、フルーツとクローブ、シナモンなどのスパイスによってつくられる香りの魔除け。
自然乾燥させて仕上げるため、空気が乾燥して寒くなる10月頃から作るのがベストです。
そこで今日は、クリスマスの飾り付けに最適な、フルーツポマンダーの作り方をご紹介します。

ポマンダーの歴史

ポマンダーはもともと中世ヨーロッパの貴族たちが持ち歩く、金や銅でできた丸い飾りでした。
ハーブやスパイスを中に詰め、その香りを魔除けとして、持ち歩いていたといわれます。
ハーブやスパイスは、抗菌作用を持つものや、免疫力を高めるものも多くあるので、病気を防ぐ意味合いがあったのでしょう。
やがて、庶民に広がる中で、果物を使って作る形に変化していったものが、フルーツポマンダーです。

くせになるポマンダーづくり

作り方は簡単で、オレンジなどの果物に、クローブをびっしりと刺していき、シナモンパウダーをまぶして、乾燥させるだけです。
本来傷んでカビてしまうはずのオレンジが、クローブの抗菌力で、腐らずに乾燥していく様子からは、ハーブのチカラを感じ取ることができます。 クローブはちょうど釘のような形をしているため、すんなりと刺すことができ、少しクセになる感触と楽しさがあります。
また、刺す度に、オレンジとクローブの香りが広がっていき、あたたかく幸せな気持ちにさせてくれるので、お友達やご家族と一緒に行う、クリスマス準備のイベントとしてもおすすめです。

早速、つくってみましょう!

【材料】
・オレンジ(お好きな柑橘でOK)
・クローブ(ホールのもの)
・シナモンパウダー

【道具】
・マスキングテープ
・竹串
・ビニール袋
・リボン、飾り


① オレンジにマスキングテープで十字をつくり、リボンをまくスペースをつくります。 ② マスキングテープ以外の部分に、竹串で穴をあけながらクローブを刺します。
この時、しっかり皮の内部までクローブが届くように、しっかりと刺すのがポイントです。 ③ クローブを刺しきったら、マスキングテープをはがし、ビニール袋の中でシナモンパウダーをよくまぶします。 ④ 2~3週間ほど風通しのよい場所で乾燥させたら、リボンを巻き、飾りをつけて出来上がりです。 クリスマスの飾りつけや健やかに1年を終えるお守りに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


 
>> ハーブのはたらき研究プロジェクト「クローブの抗菌力を検証~フルーツポマンダーができるまで」
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ライフスタイル
2025.10.10

ムズムズは春だけじゃない! 秋もハーブで早めの対策を

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今や年間を通して私たちを悩ませる不快なムズムズ、ショボショボ。
春先は影響の大きさから、メディアなどでもムズムズの飛散量を取り上げるので、必然的に注意を払うことになりますが、秋の事情は少し春とは違うようです。

秋に飛ぶ植物の種類

秋に飛ぶのは、背の低い植物が主です。
ブタクサやヨモギなど、飛散量はスギやヒノキに比べて少ない代わりに、空き地や河川敷、線路沿いなど、あちこちに生えているのが特徴です。
早いものでは7月から飛散し、9月にピークを迎え、長い時は12月まで飛散します。

秋のムズムズ対策ハーブ


対策の仕方は、基本的には春の場合と同じで、早めに対策が取れる方は今からネトルのハーブティーを飲んで、不要なモノを流しながら栄養を補給し、カラダの巡りを整えておきましょう。
シーズンに入ってから気づいた場合にはネトルに、グズグズ対策のエルダーフラワーを加えてください。

また、清浄な香りのユーカリやティートゥリーなどの精油も役立つので、マスクにつけたり、カップスチーム(熱湯にエッセンシャルオイルを垂らして、カップを鼻と口で覆うようにしてスチームを吸い込みます)で取り入れるのもよいでしょう。

夏の蓄積ダメージにも注意を!


秋口は、夏に溜まったダメージが噴出する時期でもあります。
体力が弱ったところに、寒暖差で体調を崩したり、乾燥も気になってくる時期なので、ムズムズやショボショボも悪化してしまいがちです。

〈天然の防衛パワー〉ことエキナセアで守るチカラをプラスしたり、ブルーマロウやマシュマロウなど、粘液質を豊富に含んでいるハーブで保護するのがおすすめです。

ハーブティーで健康のベースを保ちながらムズムズ対策を行う。
それが、秋を健やかに過ごすポイントです。
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ライフスタイル
2025.10.06

アクティブな日のハーバルケア ~取り入れ方編~

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ぐっと過ごしやすくなる秋は、カラダを動かすにもぴったりの季節。
ウォーキングやランニングといった有酸素運動から、軽いストレッチやヨガといったスローなトレーニングまで、健康のためにさまざまな運動を心がけている方は多いと思いますが、しかし、毎日のこととなると、ついついサボりたくなってしまうことも…

そんな時におすすめなのが、やる気をアップさせてくれるハーブティーや、疲れを優しくほぐしてくれるアロマ。

今回は、前回ご紹介した〈スポーツアロマ編〉に続き、アクティブに過ごしたいときに最適な、お手軽な方法をご紹介します。

ハーブティーで水分補給

運動時の水分補給を、水やスポーツドリンクではなくハーブティーにしてみましょう。
数々の伝説を残したマラソンランナー、アベベ選手は、ハイビスカスティーを補給しながら走っていたのだとか。
また、アルゼンチンやブラジルなど、南米のサッカー強豪国では、〈飲むサラダ〉とも表現されるマテ茶が日常的に愛飲されており、これが強健な体力の秘密なのではないかと言われています。

アロマタオルで手軽にリフレッシュ

あとひと息、という時にチカラをくれるのがハーブの香り。
タオルやウェアに精油を垂らしておけば、運動中でも手軽に嗅ぐことができるので、おすすめです。
気になる汗のにおいもケアできるので、一石二鳥ですね!


ご注意ください
柑橘系の精油には、光毒性作用を持つものもあるので、日中の肌への直接の使用は避けましょう。

運動後のアロママッサージで筋肉疲労をケア

運動後の疲労を残さないよう、その日のうちにアロマトリートメントを。
キャリアオイル(ホホバ)に、ローズマリーやラベンダーの精油を数滴混ぜた手作りマッサージオイルで、全身をしっかりケアしましょう。
疲れが和らぎ、気分もほぐれます。

マッサージオイルの作り方
キャリアオイル30mlに精油を3~6滴を加え、よく振って混ぜ合わせます。冷暗所で保管して約1ヶ月で使い切ります。

カラダだけでなく、ココロまで健やかに整えてくれるハーブのチカラ。
運動前後のさまざまなシーンで取り入れることができるので、無理なく続けられる自分にぴったり合った方法で、ぜひ試してみてくださいね。
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ライフスタイル
2025.10.03

アクティブな日のハーバルケア ~スポーツアロマ編~

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ぐっと過ごしやすくなる秋は、カラダを動かすにもぴったりの季節。
ウォーキングやランニングといった有酸素運動から、軽いストレッチやヨガといったスローなトレーニングまで、健康のためにさまざまな運動を心がけている方は多いと思いますが、 しかし、毎日のこととなると、ついついサボりたくなってしまうことも…

そんな時におすすめなのが、やる気をアップさせてくれるハーブティーや、疲れを優しくほぐしてくれるアロマ。
自然のチカラを借りて、楽しく、心地よく。
ハーブと一緒に、健やかなカラダづくりを目指しましょう!

運動とハーブのいい関係

リラックスや癒しのイメージが強いアロマですが、香りの種類や使い方次第で、さまざまな効果が期待できるのをご存知でしょうか。

やる気を高めたり、カラダのリズムを整えたり…
アロマセラピーをスポーツの分野に取り入れ、運動時のコンディショニングに生かそうという手法が「スポーツアロマ」と称され、近年、幅広く活用されるようになってきました。
アスリートたちの間では、アロマだけでなくハーブティーも積極的に取り入れられています。

自分の好みや気分に合ったものを選ぶことが大切ですが、アクティブな日にはまず、これらのアロマを試してみてください。

ペパーミント

清涼感のある香りは、やる気を高めたい時や運動後のクールダウンにおすすめです。

ローズマリー

マッサージオイルに精油を加えて。
巡りを促し、心身を活発に整えたい時にも適しています。

グレープフルーツ

明るく爽やかな香りは、活力を与えてくれるので、運動前に嗅ぐのが◎
ダイエット目的の方にもぴったりです。

次回は、アクティブに過ごしたい時に最適なハーブの〈取り入れ方編〉をご紹介します。
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ライフスタイル
2025.09.29

東洋発のスーパーハーブ「マルベリー」

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カラッとした秋晴れが続き、外出や運動が心地よい季節ですね。
そうなると、ついつい食事の量が増えてしまい、ボディラインが気になる…食べ過ぎをなかったことに! ……はできませんが、カラダに蓄えないようサポートするハーブをご存知でしょうか。

そこで今回は、東洋にルーツを持つスーパーハーブ、マルベリーをご紹介します。

絹を生み出す蚕の飼料

マルベリーは、蚕(カイコ)の飼料として知られる桑の葉のこと。
桑はラズベリーのような実をつけ、年に3~4回、多い時には6回も収穫が可能なほど、生命力にあふれた植物です。

葉はハーブティーなどに、実はジャムや果実酒に、根皮は「桑白皮(そうはくひ)」として古くから漢方に用いられてきました。

蚕とともに日本へ伝来

桑は2~3世紀頃に蚕とともに中国から日本へ伝わったとされ、明治から昭和初期にかけて養蚕業が日本の重要な産業として発展しました。
富岡製糸場の世界遺産登録を通じて、当時の繁栄がうかがえます。

また、中国最古の薬物書『神農本草経』や、日本の『喫茶養生記』にも桑の葉が登場し、古くから人々の暮らしに寄り添ってきたことがわかります。

生活習慣予防の注目成分「デオキシノジリマイシン」

桑の葉には、カルシウムや鉄分、食物繊維など、日々の健康を支える栄養素が含まれています。
さらに、桑の葉特有の成分「デオキシノジリマイシン(DNJ)」も含まれており、健康維持を目的とした食品などに活用されています。

このDNJは、糖質に関わる酵素に働きかけることが研究されており、食生活を見直したい方のサポート素材として注目されています。
ハーブティーとしてはもちろん、フェイスパックなどの美容アイテムにも使われることがあります。

おすすめの飲用シーン
マルベリーのハーブティーはノンカフェインで、食事と一緒に楽しめます。
甘いものが気になる時にも、すっきりとした味わいが満足感を高め、自然と食後のリズムを整えてくれます。
健康を意識する毎日に、無理なく取り入れられる一杯です。
 
蚕の成長に欠かせない必要な栄養素を豊富に含み、その蚕は美しい高級素材のシルク(絹)を生み出す。
捨てるところがなく、それぞれ多様な働きをする、まさに東洋発のスーパーハーブとも言えますね。
食欲の秋、美容の秋に、ぜひお役立てください。
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ハーブのトリビア
2025.09.22

「ブルーマロウ」でティータイムに彩りを

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鮮やかなブルーから淡いピンクへ……
まるで魔法のように、次々と色が変化するハーブティーをご存じですか?
今回は、香りや味わいだけでなく、目でも楽しめる魅力あふれるハーブ「ブルーマロウ」をご紹介します。

目の覚めるような鮮やかなスカイブルー、エレガントな雰囲気を醸しだすパープル、そして、心躍る華やかなピンク。
そんなふうに、ドラマティックに移りゆく彩りから、“夜明けのハーブ”とも呼ばれているそうです。なんともロマンティックですよね。

色の変化を楽しめるティーは他にはなかなかないもの。
ウェルカムドリンクなど、おもてなしにもぴったりですよ。

ブルーマロウってどんなハーブ?

ブルーマロウは、ヨーロッパ原産のアオイ科ゼニアオイ属の多年草。
日本では古くから「ウスベニアオイ」の名で知られています。

初夏から夏にかけて赤紫色の可愛らしいお花を咲かせるブルーマロウですが、とても丈夫で、草丈が30~180cmになることもあるそう。
乾燥させると青紫に変色するのは、ブルーベリーの色素としても知られるアントシアニンによるものです。

また、ティーにするととろみがあり、香りはほのかにフルーティー。
葉や花は生でそのまま食べることができるため、サラダやお料理に添えれば、彩り豊かな一皿になりますよ。

レモン一滴でピンクに変身! ブルーマロウティーの楽しみ方

まずは、ブルーマロウティーの基本的な楽しみ方をご紹介します。 青紫色の花びらをお湯に浸してハーブティーにすると、目にも鮮やかなブルーのティーができあがります。
茶葉を入れたポットにお湯を注ぐと、鮮やかなブルーから少しずつ紫色に変化します。 レモンを加えると、やさしいピンク色に。
はちみつを少し加えると甘くやわらかな味わいになるのでおすすめです。

“青い氷”でウェルカムドリンクに!

水出ししたブルーマロウで氷を作っておくと、急な来客時にとっても便利です。
色鮮やかな氷をグラスに入れて炭酸水を注ぐだけで、おしゃれで華やかなドリンクに。
カットしたレモンをグラスの縁に添えれば、 素敵なウェルカムドリンクになりますよ。

色々なアレンジで楽しめる、シングルハーブ「ブルーマロウ」。
生活に取り入れて、楽しんでみてくださいね。

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ハーブのトリビア
2025.09.17

要らないモノを排出したい時のハーブ3選

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残暑が続くこの時期は、夏の疲れがじわじわと表面化しやすく、体調や肌のコンディションが不安定になりがちです。
さらに、冷たい飲食や冷房の影響で、巡りが滞っていると感じる方も少なくありません。
そんな季節の変わり目には、ハーブのチカラを借りて、内側からすっきり整えるセルフケア習慣を取り入れてみませんか?

そこで今回は、ココロもカラダも軽やかに整えてくれるおすすめのハーブを3つご紹介します。

1. ダンディライオンルート

季節の変わり目に感じやすい「重だるさ」や「すっきりしない感覚」に寄り添ってくれるハーブ。
巡りや排出をサポートする働きがあり、健やかな毎日のセルフメンテナンスにぴったりです。
ほのかな苦味が特徴で、秋の深まりを感じる味わいも魅力です。

2. ネトル

鉄分やミネラルなど栄養素を豊富に含み、春先のムズムズ、グズグズなどの不調緩和にも役立つハーブ。
要らないモノを出して内側から晴れやかに、サラサラな状態へと整えてくれます。
青々とした緑茶のような風味で、清らかな力強さを感じられる一杯です。

3. ミルクシスル

種子に含まれる成分「シリマリン」が、外食が多い方や味の濃い食事が続きがちな方、お酒が好きな方をいたわってくれるお守りハーブ。
食生活のバランスを意識したい時に、日々のセルフケアに寄り添う頼れる存在です。 それぞれ単独でも美味しく飲めるハーブですが、上から大匙《2:2:1》の割合でブレンドすると、すっきり軽やかサポートのハーブティーが完成します!
さらに、ペパーミントを《0.5》の割合で加えると爽やかな後味が楽しめ、飲みやすさもアップします。
生活習慣のサポートにぜひお役立てください。
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ハーブ3選
2025.09.10

夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ

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日中は蒸し暑さを感じますが、夕方以降には時折爽やかな風が感じられるようになりました。
厳しい暑さを過ごしてきたカラダも、落ち着いた気候を待ち望んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は「夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ」をご紹介します。

ハーブティーは柑橘系の風味で爽快に!

残暑の不快感や気だるさのケアには、フレッシュで快活なレモンの香りがおすすめです。
レモングラスやレモンバームといったように、レモンの名がつくハーブは多く、レモンに似た香りで飲みやすいハーブティーです。

中でもレモンバーベナは、フランスではヴェルベーヌと呼ばれ、仕事疲れを癒す夕方以降にいただくなどして親しまれているようです。
和名の「香水木(コウスイボク)」の通り、とても香りが良いのでリラックスしたい時に最適なハーブです。

暑さによる不快感を鎮める香りとは?

芳香浴でも、柑橘系のベルガモットや、柑橘系と相性のよいクラリセージの精油がおすすめです。

紅茶を思わせるクラリセージの香りは、暑さによる興奮や不快感を鎮めてくれるので、ハンカチやコットンに数滴垂らし枕にしのばせる他、バスタイムをぬるめの半身浴に切り替え、浴槽で香りを楽しんでもよいでしょう。


お風呂で精油を楽しむ際は、5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、浴槽または洗面器などの湯に入れます。または、5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、自然塩やバスソルトに馴染ませてからすぐに浴槽に入れると、お湯と混ざりやすくなります。

またクラリセージの香りは、女性の不順なリズムを整えたり、年齢を重ねた女性のアンバランスなココロとカラダのケアも得意とします。
このように、女性特有の悩みに広く利用されているため「女性のための精油」とも言われています。 ハーブティーやアロマを取り入れることで、リラックスしてゆったりと過ごす時間をつくりながら、心身共に冴えた軽やかな状態で、秋への移り変わりを楽しみましょう。
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ライフスタイル
2025.09.02

9月のおすすめハーブ「ミルクシスル」

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9月とはいえ残暑厳しく、初秋より晩夏の響きがしっくりきますよね。
そんな日々に、ついつい手が伸びてしまう冷たいモノ。
カラダのクールダウンにはもってこいですが、摂り過ぎてしまうと不調の原因にもなりかねません。
夏に受けたダメージをリセットし、これからやってくる〈食欲の秋〉のためにも、カラダをいたわってあげましょう。

そこで今回は、古来より清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブ「ミルクシスル」をご紹介します。

古くは母乳を出す目的で使われていたハーブ

紫色の大きな頭花をつけるミルクシスル。
古くは母乳を出す目的で使われていたことから「ミルク(乳)シスル(アザミ)」の名が付けられたと言われています。

キク科多アザミ属の二年草で、和名をオオアザミやマリアアザミといいます。
原産は地中海沿岸でヨーロッパ全土に生育しており、日本にも帰化植物として広く分布しています。

限りない母のチカラが宿る薬草

葉には光沢とトゲがあり、乳白色の葉脈が特徴です。
これは、聖母マリアがイエスにお乳を飲ませた際に、葉にこぼれた乳が葉脈の白い縞模様となったとされ〈限りない母のチカラが宿る薬草〉として信じられていました。
セントマリーシスル(マリアアザミ)やホーリーシスルなどの別名は、このエピソードに由来しています。

お酒好きな方の健康サポートに

ヨーロッパでは、二千年以上前から薬草として用いられてきた歴史があり、中世の著名なハーバリストであるジェラードやカルペパーなどの書物の中でも、その清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブです。
全草が食用とされ、ハーブティーでは種が使われます。 160830_3 現代では、種子に含まれる成分「シリマリン」の、お酒好きな方の健康をサポートするチカラが注目されており、ハーブティーやサプリメントとして摂りいれる方法が広く親しまれています。
生活習慣が乱れがちな方、そしてお酒を飲む機会が増える際には、カラダのお守りとして、積極的にご利用いただきたいハーブのひとつです。 

〈聖なるアザミ〉ミルクシスルは、日々の穢れを清らかなものに変え、明るく活き活きとあるために欠かせない、肝要なチカラを授けてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.08.27

enherb アトレ吉祥寺店がオープンしました!

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8月27日(水)にJR吉祥寺駅直結とアクセス抜群な「アトレ吉祥寺」本館地下1階に、enherb アトレ吉祥寺店がオープンしました。 エンハーブ史上最大規模の売り場を誇る当店では、お客さまご自身でさまざまなハーブティーを試飲いただける大型ブースを設置し、これまで以上にハーブを通した豊かな体験をお楽しみいただけます。 中央のブースには、量り売りの茶葉とティーバッグがずらり!
気になるハーブティーは試飲をおつくりしますので、お気軽にお声がけください。 シングルハーブティー全種は、お手に取ってご覧いただけます。
ひとつひとつ異なる茶葉の形状や色合いは、まるで自然からの贈り物。
透明パッケージ越しに見えるその姿は、香りや味わいへの期待を高めてくれますね。
試飲ブースに加えて、店内のあちこちでハーブティーとの新しい出会いが待っています。
お気に入りのハーブティーとの出会いは、まさに一期一会。
季節ごとに変わるラインナップで、その時だけの特別な一杯をお楽しみください。 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。


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新店舗
2025.08.22

猛烈な残暑に、チョコっとご自愛しませんか?

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連日の猛暑で、ココロもカラダもお疲れ気味ではありませんか?
そんな夏の不調に、そっと寄り添ってくれるのがチョコレート。
食欲がない日でも、カカオの豊かな香りとほどよい甘さが、元気をチャージしてくれます。 さらに、良質な水分とミネラルを補給するなら、ハーブティーがぴったり。
心地よい香りと風味に包まれながら、穏やかにカラダを整えてくれます。

左:エンハーブ ブレンダー 右:メリーチョコレート ショコラティエール

そこで今回は、日本を代表する高級チョコレートメーカー「メリーチョコレート」さんと一緒に、夏におすすめのチョコレートとハーブティーのペアリングをチョコっとご紹介します!
たとえば…

🍫 ミルクチョコレートには、ミントやレモングラスの爽やかなハーブティー
🍫 ビターチョコレートには、スパイスやベリー系のハーブティー

など、チョコの種類に合わせて選ぶハーブティーの楽しみ方を、エンハーブのブレンダーがご提案。 詳しくは、メリーチョコレートの特集ページ「メリーズラボ」をぜひご覧ください!
チョコレートとハーブティーの新しい愉しみ方が、きっと見つかりますよ。

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取材舞台裏
2025.08.20

涼を感じるハーバルライフ

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暑さの最盛期は過ぎたかと思いきや、再び暑さのピークに。
冷房の効いた部屋から、なかなか出られない…という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、植物のチカラで涼しさを呼ぶ「涼を感じるハーバルライフ」をご紹介します。

体感温度を下げるミントの香り

b170602_2 清涼感No.1ハーブといえば、なんといってもペパーミント!
ペパーミントに含まれる成分〈l-メントール〉は皮膚に触れると、冷たいものに触れた時と同じ感覚を与えるため、実際の温度は変わらないのに、温度が下がったように感じます。

そのひんやり感は飲み物や肌に使うローションでも、またアロマテラピーの芳香浴でも感じることができます。

外出先でペパーミント入りのミストをスプレーすれば、ミントの香りの涼しい風が体感温度を下げてくれるでしょう。

リフレッシュにもリラックスにも

お湯で淹れたミントティーを冷やしてアイスハーブティーにしたり、ミントのシロップをサイダーで割ったりと、夏でも無理なく取り入れられる方法で、涼しさを感じながら楽しんでみてください。  


《食欲がない時に、すっきりミントドリンク》
① ペパーミントのハーブティーをつくります。
② ①に、はちみつを小さじ1杯、レモン果汁を数滴入れて出来上がり! 冷やしても美味しく召し上がれます。


また、寝苦しい夜や気持ちが昂ぶって寝付けない夜は、カモミール×ペパーミントのハーブティーがココロを穏やかに整え、ぐっすりへと誘ってくれます。

香りで爽快! 虫除け対策

b170809_4 アロマテラピーでは、体感温度を下げるペパーミントの他、虫除け対策のエッセンシャルオイルがおすすめです。

レモングラスやレモンティートリー、シトロネラなどは、虫除けになる上、レモン系の爽やかな香りで空間をすっきりとさせてくれます。

ハーブで涼を演出しながら花火やお祭り、盆踊りなど真夏の夜を涼やかに楽しみましょう。
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ライフスタイル
2025.08.14

「飲む点滴」甘酒を、あのハーブで美味しくアレンジ!

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すでに厳しい暑さが続いていますが、9月~10月も平年より気温が高くなり、残暑が長引くそうです。
暑さでぐったりしたカラダにおすすめしたいのが甘酒。
この甘酒、「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価の高い、優れた発酵食品なのです。

甘酒は夏の風物詩!?

今でこそ冬の風物詩のような甘酒ですが、意外なことに以前は夏の風物詩として親しまれており、今でも俳句では夏の季語とされているそうです。

甘酒の歴史は古く、日本書記にもその起源となる飲み物が出てくるほど。
江戸時代になると、夏バテ対策に冷やした甘酒が飲まれるようになり、夏の風物詩となったようです。

おなじみのあのハーブが甘酒にマッチ

昔の人の知恵が詰まった甘酒は、最近では発酵ブームも手伝い、カラダによいということで人気が高まっています。

そのままでも十分美味しいのですが、アレンジしても美味しいのが甘酒のよいところ。
生姜を入れたり、牛乳や豆乳を入れたりするのは、みなさん御存じのレシピではないでしょうか。

生姜が合うならハーブも合わない訳はないのですが、非常によく合うのが、なんとジャーマンカモミールなんです。
甘酒の独特な発酵の香りに、カモミールの甘い香りがぴったり合います。

ほっとカラダが緩むようなやさしい風味に香りの奥行きが加わり、なんとも言えないやさしい飲み物に仕上がります。

カモミール甘酒の作り方

カモミールのアレンジには、いくつかやり方がありますが、おすすめなのはハーブチンキを使うやり方です。
できあがった甘酒をカップに注いだら、カモミールのハーブチンキを数滴垂らすだけ。

すぐに楽しみたい方は、濃い目にいれたカモミールティーを甘酒と同量で割るのがおすすめ。
思わず飲みすぎてしまう美味しさですよ!

カモミールはリラックスだけでなく、カラダのチクチクとした感覚を落ち着かせたり、末梢を温めるのにも役立つハーブ。
だから、甘酒との組み合わせで、温活にもなりますね。

少し意外な取り合わせですが、ほっとすること間違いなしのこのレシピ、ぜひ試してみてください。
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ちょこっとテクニック
2025.08.07

ハーブが香る! おもてなしドリンク

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ハーブを使ったドリンクと言えばティーが定番ですが、お好みのジュースなどと混ぜれば、ひと味違った味わいを楽しめるだけでなく、美容にも元気にも役立てられます。

また、ハーブが織りなす美しい色や清々しい香りは、ちょっとしたおもてなしにもぴったり。
トッピングにも工夫して、とびきりおしゃれに味わいましょう。

この夏は、いつもより自由に涼やかに、ハーブを楽しんでみませんか?
暑い季節にこそ、格別の美味しさを感じられるはずですよ。

ドリンクに「+ハーブ」のすすめ

それではさっそく、ハーブドリンクのレシピとつくり方をご紹介しましょう。
今回は、夏にぴったりの爽やかなコールドドリンクを、4種類ご用意しました。
ちょっと工夫するだけで、グッとオシャレな雰囲気に。
あわせるグラスや小物なども参考にしてみてくださいね。

Point
ドリンクに使用するハーブティーは濃いめに淹れたものを用意し、常温程度になるまで冷ましておくとスムーズです。

トロピカルリフレッシュドリンク

ハイビスカスの酸味とスペアミントの爽やかな香りがパイナップルの甘さをほどよく抑え、ちょっと大人の味わいをお楽しみいただけます。
カットパインとミントを飾れば、トロピカルムードたっぷりの贅沢なドリンクに!

【材料/分量】
● ハイビスカスティー 1/2
ハイビスカス(ドライ)小さじ1をカップ半分の熱湯で3分間抽出する。

● パイナップルジュース 1/2
● スペアミント(生) 2~3枚

【つくり方】
1. グラスに氷を入れてから、半分までパイナップルジュースを注ぐ。
2. 常温に冷ましたハイビスカスティーを注ぎ、ちぎったスペアミントをたたいてのせる。

ガスパッチョ風エネルギードリンク

タイムの清々しい香りやライムのすっきりとした酸味は、暑い夏にぴったりの爽快さを演出してくれます。
岩塩を少しずつなめながら味わえば、あと味もすっきり。冷製スープ感覚で楽しんで、しっかりパワーチャージしましょう!

【材料/分量】
● ブレンドティー 1/2
★ローズヒップ:大さじ 2
★ネトル:大さじ 1
★タイム:大さじ 1/2
上記のドライハーブを混ぜ、カップ半分の熱湯で3分間抽出する。

● トマトジュース 1/2
● タイム(生)または ライム 1/8カット
● 岩塩 適量

【つくり方】
1. 氷を入れたグラスの半分程度までトマトジュースを注ぐ。
2. 常温に冷ましておいたブレンドティーを注ぎ、混ぜる。
3. タイムまたはライムをトッピングし、岩塩を添える。

水出しルイボスティー

水出しに向いているハーブティーは、ルイボスやマテ、ダンディライオンルート、バードッグなどのローストされた状態のもの。
中でもルイボスティーは、自然な甘みとほのかな渋みが好バランスで、口の中をさっぱりとさせてくれるので、食事中でも気軽に楽しめます。

【材料/分量】
● ルイボスティー 大さじ1~2杯程度
● 水 適量 1L

【つくり方】
1. ルイボスティーを市販のお茶パックに入れ、ピッチャーに入れて水を注ぐ。
2. 約5時間程度、好みの濃さになるまでティーバッグを浸し、お好みの濃さになったところで出来上がり。

ハイビスカスのルビーアイスソーダ

鮮やかなピンクの氷を浮かべれば、いつものドリンクが格段にオシャレに!
グレープフルーツジュースやペリエなどの炭酸飲料との相性が抜群です。
シロップやはちみつを加えたり、ソーダをフルーツジュースに変えたりするのもおすすめです。
氷が溶けるにつれ、ハイビスカスの酸味と香りが溶け込み、さっぱりとした飲み口に仕上がりますよ。

【材料/分量】
● ハイビスカスティー 適量
ハイビスカス(ドライ)小さじ1を、カップ半分の熱湯で3分間抽出する。

● ジュースやソーダ 適量
● シロップやはちみつ (お好みで)

【つくり方】
1. 常温程度まで冷ましたハイビスカスティーを製氷機に入れ、冷凍庫で凍らせる。
2. グラスにハイビスカス氷を入れ、ソーダを注ぐ。

おもてなしにピッタリのハーブドリンク、いかがでしたか?
氷を入れて楽しむ場合は、ハーブティーは濃いめに淹れましょう。
味の相性に配慮するなど、コツさえ覚えてしまえば、とっても簡単ですよね。
夏を楽しく爽やかに乗り切るメソッドのひとつとして、ぜひ取り入れてみてください!
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ちょこっとテクニック
2025.08.04

熱帯夜、どう乗り切る? 快眠のための眠りの準備

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眠りの重要性は言うまでもなく、最近では睡眠時間だけでなく睡眠の質に対しても、目が向けられてきました。
普段は「どこでも寝られちゃう」「ベッドに入って1分」というような方でも、ちょっとした心理状態の変化や環境の変化で、いつものように眠れないということもあります。

気候の変化で変わる睡眠

快適な睡眠時間を確保するためには、季節によって変化していく気候に合わせ、環境を整えていく必要があるでしょう。
冬の寒さや夏の暑さを意識していないと、いつものように眠れているつもりでいながら、実は浅い眠りで、しっかりと疲れがとれていないなんていうことも。

特に夏は、日中の体力消耗や、食欲不振によって夏バテを起こしやすい季節ですので、しっかりと寝て回復することが、望ましい季節。
しかし、熱帯夜が続くと、十分な睡眠がとれず、なんだか慢性的に、眠気やだるさがとれないというスパイラルに、ハマってしまったことはないでしょうか。

寝る前に、ぬるめのハーブティー

快眠に欠かせないハーブは何種類かありますが、中でもパッションフラワーとバレリアンは、特におすすめ
カモミールとの相性もいいので、ブレンドしたお茶を、ベッドに入る1時間前位からゆっくりと飲むのが、いいでしょう。

熱帯夜対策の場合は、アツアツのものを短時間で飲むと、むしろその温度で暑くなり、眠れなくなってしまいます。
そのため、少し前に入れておいて、ぬるめに冷まし、時間をかけて飲むようにしましょう。
この場合、アイスのハーブティーは、あまりおすすめではありません。

体感温度を下げるペパーミントの香り

熱帯夜対策としては、アロマも向いています。
ベルガモットやラベンダーといった精油は、リラックスさせてくれる香りでありながら、とても爽やかなので夏向き。
これらをメインにして、ディフューザーなどで、部屋に香らせましょう。 さらに、体感温度を4℃下げると言われるペパーミントの香りをプラスするのが、熱帯夜対策のポイントです。
一見、すっきりとして目が覚めてしまうと思われがちなペパーミントですが、実はリラックスとリフレッシュのどちらにも使える、不思議なチカラを持っています。
多様な成分を含むハーブならではですね。

ハーブやアロマとの合わせ技で、無理のない程度に工夫を取り入れて、涼やかで心地よい夜をお過ごしくださいね。
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ライフスタイル
2025.07.29

8月のおすすめハーブ「レモングラス」

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カンカン照りの太陽と、モコモコ膨らんだ雲。
夏を象徴する青空が広がる日も多くなってきました。
本格的な夏を迎え、海や山へ、繰り出される方も多いのではないでしょうか。
お出掛けの際には、熱中症対策や日焼け対策を万全にして、大自然を満喫してくださいね。
あと忘れてはならないのは、虫除け対策! 

そこで今回は、虫が嫌いな香りとしても知られ、その力強い爽快な香りがココロに活力を与えてくれる「レモングラス」を、ご紹介します。

タイ料理の味付けに欠かせないハーブ

すーっと伸びる長い葉と、レモンのように甘く爽やかな香りが特徴のイネ科のハーブ。
インドでは「チューマナ・プールー(赤い茎)」と呼ばれ、数千年も前から親しまれてきました。 茎や葉の部分はハーブティーとして用いる他、世界3大スープの1つ、トムヤムクンに代表されるように、タイ料理やベトナム料理では、香辛料としても欠かせない存在です。

フレッシュな香りでリフレッシュ!

そのフレッシュなシトラス系の香りは、暑さでダレがちなココロとカラダをシャキッと目覚めさせ、リフレッシュに最適です。
また、おなかの調子を整える働きがあり、脂っぽい食事の消化をサポートします。

「ドライバーの精油」とも呼ばれる香り

レモングラスはエッセンシャルオイルとしても人気が高く、力強い草の香りがココロに活力を与え、元気を回復してくれるといわれます。
そのリフレッシュと適度に落ち着きをもたらす働きが、車の運転に向いていることから「ドライバーの精油」とも呼ばれています。 また、虫除けの香りとしても知られ、ディフューザーなどで芳香浴を楽しむほか、ユーカリなどとブレンドして、手作りの虫除けスプレーなどにも使われています。



レモングラスの爽快な香りが、暑い夏を快適に過ごすサポートをしてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.07.24

すぐ飲みたい時のアイスハーブティーの作り方

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夏真っ盛りなこの頃、冷たいモノで暑さをしのぎたいですよね。
私もお出かけ時は、アイスハーブティーを家から持参する事が増えてきました。
そこで今回は、朝の忙しい時間でも手早く作れる、アイスハーブティーの作り方をご紹介します。
美味しさと健康を手軽に味わえるアイスハーブティーを、夏の水分補給にぜひ取り入れてくださいね。

濃い目に淹れるのがポイント!

※PEANUTS柄ハッピーポットは販売終了しています

アイスハーブティーは風味、中でも甘みが温かいものより感じづらくなります。
そのため、少し濃い目に入れるのが、最大のポイントです!

1)ポット1本(600cc)に対して、大さじ3~4杯のハーブを入れます
さっぱりとした「ストレスでキリキリしちゃう時に」は大さじ3杯、甘みのある「グレフル美巡茶」や「檸檬カミツレ茶」は大さじ4杯がおすすめです。
2)お湯は400ccほど静かに注ぎ、香りが逃げないように素早くフタをします
茶葉の体積があるので、500ccの目盛り位まで注ぎました。

3)フタをして3~5分蒸らします
花や葉は3分、実や種は5分が目安です。
蒸らし終えたら、すぐにストレーナーを取り出してください。

4)氷を入れて軽くかき混ぜれば、アイスハーブティーのできあがり!
すぐ飲みたい時は、氷をたっぷりと!
今回は「すぐ飲める!」という事で氷を活用しました。
粗熱をとって冷蔵庫で冷やす作り方もありますので、ライフスタイルにあわせてお試しください。
冷たいと甘みが感じづらくなるので、はちみつを足したり、オレンジジュースやカルピスなどジュースを加えても美味しいですよ! 裏技として、ハーブティーの氷を作っておけば、アイスハーブティーが薄まることもありません。
しかも、他の飲み物と割ることができるので、こちらもおすすめです! 良質な水分補給が重要になってくるこれからの季節。
飲みたい時にすぐに飲めるように、ポットで作って冷蔵庫に入れておくと便利です。

ミネラル補給と巡りをサポートしてくれるハーブのチカラで、夏も快適にお過ごしくださいね。
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ちょこっとテクニック
2025.07.15

香りも楽しめて一石二鳥! アロマとハーブで虫を寄せ付けない

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夏は暑さだけでなく、虫にも悩まされる季節。
近年は、さまざまな種類の虫除けアイテムを見かけますが、できれば自然のもので安心、安全にも気を配りたいですよね。

そこで、香りを楽しみながらイヤな虫を寄せ付けない、アロマ(エッセンシャルオイル/精油)とハーブ、その活用方法をご紹介します!

蚊が嫌うシトロネラの香り

「自然の防虫剤」とも言われるシトロネラ。
レモンのような香りですが、かなりツーンとくる香りですので、少し好き嫌いがあるかもしれません。
しかし蚊にとっては、このシャープな香りが苦手なようで、シトロネラを香らせておけば、蚊の侵入率をグンと減らせます。
熱帯地域では、蚊帳をつくるのに、シトロネラの葉を編みこんでいたそうです。 外出時なら、精油で作ったボディスプレーがおすすめ。
お部屋で使うなら、ディフューザーで香らせるとよいでしょう。

フローラルな香りの「蚊嫌草」とは?

シトロネラの香りが苦手な方は、「蚊嫌草」(かれんそう)をお試しください。
その名の通り、蚊の嫌がる草で、ゼラニウムの中でも、ローズゼラニウムという種類です。
シトロネラと違い、バラのようなフローラルな香りで、女性特有のさまざまなトラブルケアにも役立てられています。 ヨーロッパでは窓辺などに植えて、虫除けにしているお宅もあるようです。
優雅な香りなのでサシェにしたり、ソルトに垂らして玄関先に置いておくのもおすすめです。

香り成分の多くは、植物が害虫から身を守るために作り出した忌避物質

精油はそもそも、植物が受粉のために虫を呼び寄せたり、天敵を避けるために持っている〈香り〉という能力を、成分として取り出したもの。
いくつかの種類の精油が、虫を寄せ付けないのは、当然ともいえます。

なお、精油には、殺虫効果があるわけではありません。
香りを楽しみながら、虫の侵入を未然に防いだり、近寄らせない目的で、ご活用くださいね。

\\ アロマ活用術はこちらにも! //

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ライフスタイル
2025.07.08

夏の水分補給に最適! ハイビスカスで元気をチャージ

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夏になるとより飲みたくなる真っ赤なハイビスカスティー。
季節限定「夏に負けない シャキッと梅ハイビスカス茶」や、定番人気の「すっきりキュッと グレフル美巡茶」も、ハイビスカスを中心とした液色で夏に映えますよね。

そこで、なぜ夏にハイビスカスティーを飲みたくなるのか、今一度、ハイビスカスのエピソードとその実力を、おさらいしましょう!

美しいルビー色は、現代人に必要な健康成分

ハイビスカスと聞くと、南国調の赤い花を思い浮かべますが、実はその多くは、観賞用に改良された種。
ハーブティーに用いられるのは、白や薄ピンクの花をつけるローゼル種が一般的です。
ローゼル種は、茎や花苞が濃赤になるのが特徴で、ティーには花が落ち実が膨らんだ時期の萼(がく)の部分を使用します。

この美しいルビー色は、アントシアニン系色素によるもので、光に囲まれた現代人には必要な成分。
また最近では、生活習慣に対する働きも注目されています。

クレオパトラが愛した、美容維持のハイビスカスティー

古代エジプトの時代から、健康のために食されてきた歴史をもつハイビスカス。
絶世の美女クレオパトラが、その美しさと若さを保つために飲んでいたとも伝えられ、今でもエジプトでは「Karkade(カルカデ)」の名で、健康茶として日常的に愛飲されています。

クレオパトラ御用達(?)のハイビスカスは、ビタミンやポリフェノール類を含むため、美容やエイジングケアにも大活躍の、女性に嬉しいハーブティーなのです。

金メダリストを陰で支えた? ハイビスカスの元気パワー

かつて世界の頂点に君臨した伝説的なマラソン選手が、スポーツドリンクの代わりにハイビスカスティーを愛飲していたという興味深い逸話があります。
これはとても理にかなっており、ハイビスカスティーの爽やかな酸味(クエン酸やハイビスカス酸)には、くたくたになったカラダに活を入れる働きが期待できるのです。

汗で失われた水分とミネラル補給に、そして元気チャージもできるハイビスカスは、夏の水分補給にうってつけ。
気分も上がる赤色のハーブティーで、暑い夏を乗り切りましょう!
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季節のおすすめハーブ
2025.06.30

7月のおすすめハーブ「フェンネル」

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食欲不振になりがちな夏。
冷たい飲み物や食べ物ばかりで、胃腸も弱りがちです。
香辛料で食欲をかき立てて、機能が低下しがちな夏のカラダに活を入れてくださいね。
そこで活用したいのが、スパイシーなハーブ。
中でも沖縄料理において、胃腸の調子を整える島野菜「イーチョーバー(胃腸葉)」として親しまれている、あるハーブをご存知でしょうか。

今回は、甘くスパイシーな香りで軽快な日々をサポートする、食材としても大活躍のハーブ「イーチョーバー」こと「フェンネル」をご紹介します。

「フェンネルがあるのに摘まないのは愚かだ」と記されるほどの万能さ

地中海沿岸原産のセリ科の多年草。
古代エジプトの医学書には「フェンネルがあるのに摘まないのは愚かだ」と記されているほど多くの働きを持つ、最も古くから栽培されていたハーブのひとつです。
羽毛のように細く軽やかな葉と、傘状に咲き広がる黄色い小花が特徴です。

邪気を祓う薬草として呪術などにも使われた歴史があり、今も欧米では6月24日、聖ヨハネの日の前夜に、フェンネルやセントジョンズワートなどを束ねた魔除けのリースが玄関に飾られます。

臭くなった肉の香りを回復するパワーが!?

ハーブティーでは、芳香に富んだ果実を用います。
和名の「茴香(ウイキョウ)」は「香りを回復する」の意で、臭くなった肉の香りをよくすることから名付けられました。
同様に、芳香の強いハーブのスターアニスは「大茴香(ダイウイキョウ)」、ディルやキャラウェイは「姫茴香(ヒメウイキョウ)」と呼ばれ、いずれも料理では香りづけに使われます。

とくに、甘く優しい香りのフェンネルは、ドイツの小児科において、フェンネルシロップやフェンネルハニー(はちみつ漬け)が活用されています。
どちらも、ガラガラやゴホゴホ予防など、季節の変わり目の体調管理に最適です。

ダイエットの強い味方! 語源は「細くなる」

古代ギリシャ語では、フェンネルを「Marathon(マラトン)」といいますが、これは「細くなる」を意味する「maraino(マライノ)」に由来します。
また、かつての清教徒たちはフェンネルの香りが空腹を紛らわせてくれるとして、教会の説教の時間に果実を噛んでいたと伝えられています。


甘さとスパイシーさを持ち合わせたフェンネルの香りは、邪悪なものをやんわりと振り払い、その葉のような繊細さと軽快さを与えて、颯爽とした躍動する日々へと導いてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ